眠ること。伝えること。

よく眠ること、伝えること。

睡眠不足は思考力や生産性の低下に繋がる事は多くの人の知るところとなりました。
本来100%の力が発揮できていれば、働く人も企業もお互い利益を享受できます。

しかし不調を抱えて、例えば働く人が70%の力で仕事に取り組めば、本来の力を出しきれず、ミスや不注意が増え、働く人も企業にとっても30%の損失になります。
睡眠不足になると、感情のコントロールが難しくなり、イライラしたり怒りっぽくなり、周囲とのコミュニケションがうまくいかなくだけでなく、パワハラをはじめ不祥事にも繋がることも。

私は睡眠の専門家として講演の機会をたくさん頂いています。
ありがたいことに経営者層の方にお話しさせて頂くことが多く、単純な睡眠のお話しではなく、経営に結びつくお話しをさせ頂いています。(実績はHPに)
睡眠の話なのに、人口ボーナス期、人口オーナス期の話をするから、えっという驚きの顔を見ることもあります。
ここで、過去の思考と現在のギャップをお伝えし、なぜ今企業が睡眠を考えないのかいけないのかを考えて頂き、睡眠の基礎知識を入れるために自分ごと化する仕掛けを作っています。
ありがたいことに満足度はいつも良い数字を頂いています。(お仕事待ってま〜す)

講演後、多くの経営者さまから頂く言葉が「いや〜良かったよ。そしてウチの会社でもこういう取り組みをしていて〜〜〜以下省略」と熱い想いを聴くことがあります。

とてもキラキラ輝いているそのお顔を拝見するのは大好きな時間なのですが、私はいつも思っています。

「その想いは私ではなく、社内外にきちんと伝えないといけません。」(太文字、特大文字)

人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方を人的資本経営といいますが、こんな言葉がない時代から、従業員を大切に思う経営に取り組まれている経営者の方は多い。
ただ、そういう方達は総じて伝えるのが下手っぴ。もう本当に下手っぴ。

私は最近、毎朝SNS(Twitterにて)「伝える」話を投稿しています。
これは「エンプロイヤーブランディング」についての話を軸に言語化しています。

日本では馴染みがない言葉だとおもいますが、感度の良い企業は取り組まれ結果をだしてます。
ちなみに海外では支流の考え方になっています。(世界戦ははじまっていますよ。)

エンプロイヤーブランディングとは、企業側が働く場を魅力的なものにして、それを企業自ら発信していくという考え方です。
ブランディングとありますが、いわゆる皆様が知っている「ブランディング」とはちょっと意味が違います。

日本では人事系の間で密かに広まりつつあるようですが、海外では成長戦略・経営戦略に連動した取り組みとして取り入れられています。
※エンプロイヤーブランディングについてこれ以上の詳しい内容はこちらに記載したので一読して頂けたら幸いです。
https://aisare-co.com/enpuro-burand/

睡眠はあくまで手段でしかない。と常々言ってきました。
従業員がよく眠れる企業とはどういうものなのでしょうか。
答えは企業ごとにそれぞれの答えがあるはずです。

ここに 働き方改革の話も入ってくるわけですが、結局、こういうビフォーアフターや経営者の想いは全て伝えるネタになるのです。

先日、自分でいいこと言ったなぁという言葉に『伝えるは日常の情報を価値に変える仕事です』がりますが、多くの人が商品やサービスを売りたくて、伝えるを広告と間違える。。。

私自身、自分の広報PRを自分で知識0から開始しました。
恥ずかしながら私も始めは広告と広報とPRの区別がつきませんでした。
だから、自社の商品を”広告”したくなる気持ちはよくわまります。

働く場がより良いものにする。そのための指標にもなるのが睡眠。
そして企業はそれを伝えるまでが1つの仕事だと思うのです。